三浦大輔監督との意外な縁
石井アナ:そういう経験を経て、今回この横浜DeNAベイスターズ。他にもいくつかお話があったと思うんですけど、なぜベイスターズにしたかを教えていただいてもいいですか。
藤浪選手:やっぱり熱意ですかね。DeNAさんが一番熱を持って、「藤浪晋太郎が欲しいんだ、うちでプレーしてもらいたいんだ」っていう、熱い言葉もいただきましたし、本当にその熱に、絆されたじゃないですけど。
石井アナ:その熱意の中では、三浦大輔監督ともお話されたりしたんですか。
藤浪選手:三浦さんは、DeNAさんがプレゼンしてくださる中で、ちらっと最後の方にお話をさせていただいたことはありましたね。
石井アナ:印象に残ってる言葉はあったりしますか?
藤浪選手:「もうぜひうちとしては本当に必要だと思ってるから、本気で逆転優勝を狙ってるし、戦力として必要だと思ってるからぜひうちで」っていうことは言っていただきました。
石井アナ:三浦監督は、藤浪選手とも非常に縁があって・・・教えていただいてもいいですか。最初はプロ初勝利?
藤浪選手:初勝利も、三浦さんとの投げ合いだったと思います。初打点、初ヒットも三浦さんですし、オールスターでキャッチボールをしていただいたこともありますね。1年目のオールスターで、タイガースからは(選出されたのが)1人だけで、はぐれてたんで。そのときに三浦さんと岩瀬(仁紀)さん(当時中日)が気遣ってくださって、一緒にキャッチボールをさせてもらったのを覚えてます。
石井アナ:そんな思い出がある中で、めちゃくちゃ縁を感じませんか?
藤浪選手:そうですね、横浜は自分自身の個人的なメモリアルなことも多い球場なので、そういう意味ではすごい縁を感じますね。
石井アナ:(現状チームは3位で、1位が阪神タイガース。ゲーム差は13.5。※8月4日時点)ここから逆転優勝っていうのはどうですか。
藤浪選手:球団の方とお話しさせていただいたんですけど、「本気で逆転優勝を狙ってるから、本気でそのつもりでやってくれ」と。「本気で勝ちにいくチームとしての常勝を目指してるんだ」っていう熱い言葉をいただいたので。その熱量に自分も負けないように、一生懸命プレーしたいなと思います。
石井アナ:メジャーリーグでは、先発を任されたり、中継ぎ、抑えをやったり、いろんなことをやってきた。今このベイスターズではどこを投げたいっていうのはありますか?
藤浪選手:後半からチームに合流することになるんですけれども、その後半の本当に必要とされてるところで投げたいなと思いますね。なんなら必要とあれば、コロコロ先発と中継ぎが変わってもいいぐらいの、本当にチームに貢献したいなっていうのが一番なので。もちろん長いイニングを投げられれば、それに越したことはないですけど。でも本当に必要とされてるところで貢献できるようにしたいなと思っています。
石井アナ:私は勝手ながら、先発へのこだわりがあるんじゃないかなって思ってたんですけど・・・
藤浪選手:もちろんあるんですけど、でもやっぱりチームに貢献することが、それよりも一番上に来るかなっていうところですね。














