重文指定を受けていない納屋と管理用の住宅は8月中に公費解体へ
上時国家住宅で重要文化財の指定を受けていない納屋と管理用の住宅は、8月中の解体に向けて準備が進んでいます。

住民の生活基盤の再建が急がれる中、文化財の復旧には多くの課題が横たわります。上時国家住宅は、壇ノ浦の戦いで敗れた平時忠の子孫が能登の地で根を張り、『天領の大庄屋』として800年余りの歴史を紡いできた証そのものです。
未曾有の災害を乗り越え、元の姿を取り戻すことは、能登の歴史・文化を守り、次世代へと受け渡すという大きな意味を持ちます。