日銀はアメリカの関税政策の影響を見極めるため、政策金利の据え置きを決めました。
日銀 植田和男 総裁
「関税率がどうなるかという点に関する不確実性は若干低下したと思いますが、一気に霧が晴れるということはなかなかないのかなと思います」
日銀はきょう(31日)、政策金利を0.5%に据え置く決定をしました。
会見で植田総裁は日米の関税交渉の合意を「大きな前進」と評価。不確実性が低下したことで経済・物価の見通しについて「実現の確度は少し高まった」と発言しました。
ただ、追加の利上げについては「賃金と物価が相互にプラスに影響しあうメカニズムがあまり途切れずに続いていくか」などが判断材料になるとして、関税が経済と物価に与える影響を見極めたいという姿勢は崩しませんでした。
一方、日銀は展望レポートでコメなど食料品の価格が想定よりも上昇していることから、今年度の物価上昇率の予想を2.2%から2.7%に大幅に上方修正しています。
植田総裁は「上方修正だけをもって金融政策が左右されるものではない」としながらも、インフレの長期化が消費者心理などを通じて基調的な物価にも影響を及ぼすリスクがあるとして、「以前より注意して見なければいけない」と述べました。
注目の記事
20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

「拾った小石で竹に落書き」「立ち入り禁止エリアに侵入」京都の人気スポット・竹林の小径で迷惑行為が深刻化...記者の直撃にも悪びれないインバウンド客たち 地元商店街からも嘆き「本当にやめてもらいたい」

【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

15年前の“時効撤廃”なければ逮捕されることはなかった 安福久美子容疑者(69) 別事件の遺族は「ぱっと明るくなりました」 全国には未だに350件以上の未解決事件









