渇水がだんだんと深刻化してきました。
まとまった雨が降らず連日猛暑となっているため農業や水道で渇水の影響が広がっているとして、鳥取県の平井知事は各現場での対策をバックアップしていく考えを示しました。
鳥取県 平井伸治 知事
「これから向こう1週間程度、やはり晴天が続くのではないか、暑い日が続くのではないかとされています。その後、おしめりが期待できるかですが、渇水状況はなお続く」
県内では農業用水が確保できず、田んぼにひび割れができるなど渇水の影響が全域で広がっています。
各現場ではポンプを設置して田んぼに水を入れたり、農業用水を順番に取り入れる番水などで対策を進めています。
鳥取県は支援策として「渇水対策等緊急事業」を創設し、生産者の負担軽減や市町村の給水支援を進めることにしていて、31日付けで予備費1000万円を発動しました。
水道では2世帯4人が暮らす八頭町清徳地区の地元管理の水道で渇水による断水が発生し、町がポリタンクやペットボトルで給水を実施しています。