全国の小中学生が「勉強」にかける時間より「スマートフォン」に費やす時間の方が長くなったことが文部科学省の調査で明らかになりました。

中学3年生
「2時間くらい。やっぱゲームが一番多いです。サッカーやってるんで、サッカーのゲーム」

小学6年生
「一番多いのは、やっぱりTikTokが20~30分ぐらい」
母親
「5~6時間、使ってる」

中学3年生
「だいたい5時間。YouTubeとか(見てる)」

文科省が全国の小学6年生と中学3年生の保護者を対象に調査したところ、学校の外で過ごす時間のうち、勉強にかける時間が1日それぞれ、▼1時間3分(小学6年生)と、▼1時間23分(中学3年生)だったのに対し、スマートフォンの使用時間は、▼1時間5分(小学6年生)、▼1時間56分(中学3年生)と、勉強時間を上回ったことが明らかになりました。

3年前に行った調査と比べても勉強時間が減る一方、スマートフォンの使用時間が増えたということです。

母親
「時代なんだなって思う。信じて持たせるしかないかな」

さらに保護者がスマートフォンに費やす時間が長いほど、子どもの使用時間も長くなっていることが分かりました。

母親
「自分も子どもに注意するけど、自分もできてないんで。充電が2%になりますね。お風呂でも見ちゃう」

父親
「[ Q.お父さんはどれくらい使う? ](スクリーンタイム見て)1日の平均、これ何時間?7時間、結構やな。多いですね、気をつけます」

子どもの勉強時間が減っている背景について、文科省は「子どもと勉強の話をしない保護者が増えている」などと分析。文科省の担当者は「家庭と連携しながら自宅での学習習慣を確立していきたい」と話しています。