県民会館とみやぎNPOプラザを集約する複合施設の起工式が30日行われました。

仙台市宮城野区の建設予定地で開かれた起工式には、宮城県の関係者や建設に携わる事業者らが出席し、工事の安全を祈願しました。複合施設は、県民会館の老朽化などを理由に仙台医療センターの跡地に建設されます。

建物は、地下1階・地上5階建てで、延床面積はおよそ2万8300平方メートル。大ホールは1階から4階までを吹き抜けにしておよそ2200席が設けられます。また、演劇鑑賞などに適した最大およそ600席のスタジオシアターやギャラリーが入り、NPOエリアは交流サロンなど現在と同じ規模のものが設置される予定です。

工事は、2028年11月までの予定で、県は2028年度中の開館を目指しています。総事業費は、資材費や人件費などの高騰で当初の2倍の503億円にのぼると見込まれています。