30日午前、カムチャツカ半島付近を震源とする地震で、気象庁は岩手県を含む広い範囲で引き続き津波警報を発表していて、県内の一部地域でも津波の第一波が到達しています。

(中継)
岩手県久慈市、久慈港の南側に位置する赤浜展望台です。ここは海面から高さ40メートルほどの場所です。安全な場所から中継でお伝えしています。奥に見えるのが久慈港です。ここでは午後1時3分に高さ60センチの津波が観測されたという情報が入っています。我々がいるこの展望台から海を見ていますと、潮の流れが早くなっているように感じます。この中継地に来るまでに久慈市中心部を通って海岸に向かっていたところ、国道45号に近づくにつれて街の様子に異変を感じました。正午過ぎでしたが、飲食店、家電量販店に人の姿がありませんでした。
また、カーディーラーは店内の明かりがついていたんですが、人の姿が全くありませんでした。あたりは静まり返った様子でした。
また、「やませ土風館」という観光施設の裏手にある高台に行ってみますと、40人ほど人の姿がありました。スーツ姿の方や家族連れの方が、スマートフォンを見つめたり、海の様子を眺めたりしていて、みな不安そうな表情でした。以上、久慈市から中継でお伝えしました。