東京六大学野球の中で、ひと際大きな盛り上がりを見せる”花の早慶戦”
第1回が行われた1903年以来、120年近くライバル同士の意地がぶつかり合う、特別な舞台です。中でも吹奏楽団、チアリーダーズ、リーダーからなる応援部のエールは、早慶戦を彩る象徴的なシーンとなっています。


昭和薬科大学附属高校出身の4年生、玉城大基さん。沖縄出身で初めて、早稲田大学応援部のリーダーとなりました。

早稲田大学 応援部 玉城大基さん
「早稲田大学でしか出来ないことをしようという風に思いました。観客一体となって作る応援の凄さというものを感じましたし、私自身もそういう環境に身を置いて、やっていきたいなという風に思いました」

高校時代は、グラウンドで白球を追いかけていた玉城さん。早稲田大学に入り、何か熱中できるものを探していたところ、全てに全力をぶつける応援部と出会い入部を決意しました。
しかし80年を超える伝統を持つ早稲田の応援部には、普段の生活から厳しいルールや、過酷な練習が待っていました。


早稲田大学 応援部 玉城大基さん
「拍手の練習したりとか、拍手の連打ですよね。血が出ます、20分とか30分やっていると」

応援部の正式な部員と認められるのは、1年生の終盤になってから。
その後も絶対的な縦社会の中でようやく4年生となり、応援部の中心としての活動が出来るようになりました。

早稲田大学 応援部 玉城大基さん
「やめようと思ったことは1回もないです。自分でここの環境でやると決めたからには男としてというか、それはやっぱりやり通すしかないと」
Qなんでこんな頑張れる?
「なんでこんなに頑張れるか?もう早稲田が好きだからじゃないですか。あとは応援部の同期ですね、いい応援を作って絶対に勝ちたいという思い、そこが一番頑張れる理由だと思います」