気象台によると、桜島の南岳山頂火口で30日午前1時29分に爆発的噴火が発生し、噴煙が火口から1000mの高さまで上がりました。大きな噴石の飛散は不明で、中量の噴煙が北西に流れました。
桜島の爆発的噴火はことし146回目です。噴火警戒レベルは３の入山規制が継続中で、気象台は火口から２キロの範囲で大きな噴石と火砕流に警戒を呼びかけています。

桜島降灰予報（定時）


桜島で噴火が発生した場合には、３０日午前９時から正午までと、３０日午後９時から３１午前０時までは、いずれも火口から北西の鹿児島市吉野方向に降灰が予想されます。

３０日６時から３１日午前０までに噴火が発生した場合には、以下の方向・距離に降灰及び小さな噴石の落下が予想されます。

（時刻）（火口からの方向）（降灰の距離）（小さな噴石の距離）
▼３０日０６時から０９時まで　北西（鹿児島市吉野方向）　１００ｋｍ　４ｋｍ
▼３０日０９時から１２時まで　北西（鹿児島市吉野方向）　９０ｋｍ　　４ｋｍ　
▼３０日１２時から１５時まで　北西（鹿児島市吉野方向）　９０ｋｍ　　４ｋｍ　　　　　▼３０日１５時から１８時まで　北西（鹿児島市吉野方向）　１１０ｋｍ　６ｋｍ　　　　　
▼３０日１８時から２１時まで　北西（鹿児島市吉野方向）　１１０ｋｍ　６ｋｍ　　　　
▼３０日２１時から２４時まで　北西（鹿児島市吉野方向）　１１０ｋｍ　６ｋｍ　　　　　

期間中に噴火が発生した場合には、以下の市町村に降灰が予想されます。

鹿児島県：鹿児島市、薩摩川内市、日置市、いちき串木野市、阿久根市、姶良市、出水市、長島町