福島県の内堀知事は28日、喜多方市にある棚田を活用した取り組みを視察し、観光や地域の交流に活用する考えを示しました。

喜多方市高郷町にあるこづちやまの棚田。標高およそ300メートルの場所にあり、10年ほど前から、地元の有志が、棚田を活用した町おこしに取り組んでいます。

こづちやま棚田の会・橋谷田弘由代表「この地区は、昔から高郷の中でもコメの(収穫)量が多かった地域なんですよ」

内堀知事は、この棚田を訪れ、地元の住民や喜多方市の遠藤忠一市長から、取り組みについて説明を受けました。棚田では、春と秋に、周辺を散策するイベントを開いていて、県内外からおよそ300人が参加しています。また、関東の中学生を対象とした農業体験も行っていて、交流人口の拡大につながっているということです。

内堀知事「観光振興、地域間交流の促進のために、この喜多方の棚田、是非大いに活用していきたいと思います」

周辺を散策するイベントは、今年は9月に開催する予定だということです。