診療所閉鎖が相次いだ鳥取県八頭町に、県と町の支援を受けて新たな診療所がオープンすることになり、26日、開院式が行われました。
「こおげ駅前クリニック」はその名の通りJR郡家駅のすぐ近くに建てられました。
元々地域医療への関心が高かった岡田智之院長は37歳。
開院式では支援にお礼を述べ、関係者とテープカットをしてクリニックの完成を祝いました。
人口減少と高齢化が進む鳥取県八頭町では、民間の診療所の閉鎖が相次いだため、かかりつけ医がいなくなって健康維持が不安だと住民から声が上がり、八頭町は鳥取県と協力してこの診療所の開設を後押ししました。
クリニックは内科と胃腸内科を診療科目とし、診察室などのほかCTや内視鏡などの医療設備も整えています。
こおげ駅前クリニック 岡田智之院長
「地域住民の皆様の期待に応えていけるように、地域住民が安心して使えるようなクリニックを目指していこうと思っています。」
八頭町 吉田英人町長
「高齢化というようなこともあって閉院が続いている中で、新たにこういった若い先生に来て頂いたことを大変うれしく思います。」
健康診断などの予防医療も含めて地域医療の拠点として期待される「こおげ駅前クリニック」は7月31日にオープンします。