戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から、9月で11年になります。毎年夏に続けている遺族などによる慰霊登山が今年も行われました。


御嶽山の山頂で手を合わせたのは、噴火災害の遺族などでつくる「山びこの会」のメンバーと関係者15人です。

噴火発生時刻の11時52分に合わせて、家族や友人を悼みました。


11年前、2014年9月27日に起きた噴火災害では、58人が死亡し、いまも5人の行方が分かっていません。


息子とその婚約者を亡くした所清和さん:「2016年から登り始めて今日で21回目なんですよね。遺族としては風化ということはありませんので、私は登れるだけ登って2人の亡くなった場所へ来るのが、私のやれることですので」