自民党では午後3時半から「両院議員懇談会」がおこなわれています。どのような意見が交わされているのか、最新情報を自民党本部から中継です。

懇談会の冒頭、石破総理は続投に重ねて意欲を示しましたが、出席した議員によりますと、「政治空白をつくるべきではない」、「政治責任を取るべき」という両論が出ているということです。

石破総理
「この(関税交渉の)合意の着実な実行ということに私どもとして全力を尽くし、万全を期したいと考えているところでございます。国家・国民に対して、決して政治空白を生むことがないように責任を果たしてまいりたいと考えております」

また、森山幹事長は党内に参院選敗北の検証をおこなう委員会を立ち上げ、8月中をめどに報告書を取りまとめる考えを明らかにしました。そのうえで、自らの責任について明らかにする考えを示しました。

自民党 森山裕 幹事長
「報告書がまとまった段階において、幹事長としての自らの責任については明らかにしてまいりたい」

関係者によりますと、森山氏は懇談会の前に麻生最高顧問、菅副総裁、岸田前総理の総理経験者と個別に面会していて、今後の進め方について説明したものとみられます。

ただ、党内からは敗北の責任は石破総理が取るべきだとの意見が根強くあり、懇談会に出席した議員からは早期の退陣を迫る声が相次いでいるものとみられます。