メジャーリーグでシーズン最高の選手に贈られるMVPが18日(日本時間)に発表され、アメリカン・リーグは62本塁打を放ったヤンキースのA.ジャッジ(30)、ナショナル・リーグはカージナルスのP.ゴールドシュミット(35)がそれぞれ初受賞した。これで全米野球記者協会の記者投票による各賞の発表が終わった。

MVPを初受賞したヤンキースのジャッジは62本塁打を放ちア・リーグ記録(1961年、R.マリスの61本塁打)を更新。今季は本塁打、打点の二冠王を獲得し、打率でもリーグ2位の活躍を見せた。ヤンキースの選手がMVPを獲得したのは、2007年のA.ロドリゲス以来、15年ぶりとなった。

最終候補に選出されていたエンゼルスの大谷翔平(28)は1位投票で2票を獲得したが、ジャッジの28票に大差をつけられ、2年連続のMVP受賞はならなかった。

ナ・リーグで初受賞となったカージナルスのゴールドシュミットは打撃部門でタイトルはひとつも獲得できなかったが全てでベスト5に入った。35歳以上の選手が初めてMVPを受賞したのは1952年のH.サウアー(カブス)以来の快挙。カージナルスの選手がMVPを獲得したのは2009年のA.プホルス以来13年ぶりとなった。

【アメリカンリーグ各賞受賞者】
●新人王
J.ロドリゲス(21・SEA)
●最優秀監督賞
T.フランコーナ(63・CLE)
●サイヤング賞
J.バーランダー(39・HOU)
●MVP
A.ジャッジ(30・NYY)

【ナショナルリーグ各受賞者】
●新人王
M.ハリス2世(21・ATL)
●最優秀監督賞
B.ショーウォルター(66・NYM)
●サイヤング賞
S.アルカンタラ(27・MIA)
●MVP
P.ゴールドシュミット(35・STL)

※写真:A.ジャッジ(左)、P.ゴールドシュミット(右)