大分市と大分空港を結ぶアクセスとして16年ぶりに復活したホーバークラフト。国内唯一の定期航路として注目が高まる中、就航3日目の28日、利用客はまばらで静かな滑り出しとなっています。
(利用者)「初めて乗るので楽しみだし、どんな感じか気になります」「飛行機の利便性と一緒に大分市内からの空港への発着の利便性が高まるといいんじゃないかと思います」「頻繁に走れば、飛行機から降りたらすぐに乗ることができるかなと思います」

訓練中に相次いだ事故の影響で、当初の予定から1年4か月遅れでの就航となったホーバークラフト。運航初日の26日の第一便には満席となる80人が乗船して賑わいを見せました。
(乗客)「もっとうるさいイメージだったが、乗っている時もそんなにうるさくなく静かだった」「あっという間に空港に着いて空港へのアクセスが良くなった」
ホーバークラフトは全長26メートル、最高速度83キロで、大分市から大分空港まで35分で結びます。定期便は当初の計画より少ない1日4往復。冬までに夜間を含めた増便を目指します。

(大分第一ホーバードライブ・小田典史社長)「観光の目玉として起爆剤となってもらえるよう大分県と言えばホーバークラフトと言ってもらえるように今からPRしていきたい」
また、県は定期便の就航に合わせてJR大分駅とターミナルを結ぶシャトルバスを運行。10月まで無料で利用できます。
初日の乗船率は周遊便と合わせて56パーセントでしたが、27日は空港周辺のうねりと波の影響で終日欠航。平日の28日は18パーセントに留まっています。運航会社は年間40万人の利用を目指していて、今後、PRを強化して認知度を高めていく方針です。