十島村から島外避難した住民の帰島が28日夜予定されていましたが、台風8号の影響で波が高くあす29日に延期となりました。延期は、今月25日に続き2回目です。
トカラ列島近海で先月21日から続いている群発地震を受け、十島村の悪石島と小宝島では、これまでにのべ70人が鹿児島市などに避難しました。
村は震度4以上の地震が5日間ないことを帰島の目安としていて、今月17日以降、観測されていません。
島外避難した住民のうち希望者は順次帰島していて、残る悪石島の5人と小宝島の4人が、28日夜の定期船で鹿児島港から島に帰る予定でした。
しかし、28日夜の定期船は、台風8号によるしけで欠航が決まり出港は29日に延期となりました。
定期船は今月25日にもしけのため欠航となっており、帰島の延期が続いています。
気象台によりますと、十島村周辺の波の高さは、28日は5メートルでうねりを伴い、29日は5メートルのち3メートルの見込みです。