バレーボール・ネーションズリーグ女子の決勝が28日(日本時間)、ポーランド・ウッチで行われ、イタリア(世界ランク1位)がブラジル(同2位)に3ー1(22ー25、25ー18、25ー22、25ー22)で勝利し2大会連続3度目の優勝を飾った。

パリオリンピック™金メダルの女王・イタリアは予選ラウンドを全勝。全体1位で決勝ラウンドに進出した。さらに準々決勝ではアメリカ、準決勝ではポーランドにストレート勝ちし脅威の14連勝。迎えた決勝のブラジル戦では第1セットを22ー25で落とすも第2セット以降巻き返し、3セット連取で逆転勝利を収めた。

決勝でイタリアはパリ五輪金メダルメンバーのアントロポーバ(22)がチーム最多18得点をマーク。前回大会とパリ五輪でMVPを獲得したエゴヌ(26)はサーブポイントを含む12得点を挙げ勝利に貢献した。

敗れたブラジルは予選ラウンドを11勝1敗の2位通過、悲願の金メダルへ4度目の決勝の舞台に進むもあと1歩届かず。予選で唯一の敗戦となったイタリアに再び敗れ準優勝。3位決定戦で日本に勝利したポーランドが銅メダルを獲得した。

前回大会銀メダルの日本はフェルハト・アクバシュ監督(39)の新体制で2大会連続の表彰台へ決勝ラウンドに進出するもメダル獲得には及ばず。それでもベスト4の好成績となった。

『ネーションズリーグ』は毎年開催され、オリンピック、世界バレーと並ぶ、バレーボール世界3大大会のひとつ。今年は出場チームが「16」から「18」に増え、世界を転戦する。男子の決勝ラウンドは30日に中国・寧波で開幕。日本代表は31日、準々決勝でポーランドと対戦する。


【ネーションズリーグ女子・最終順位】
1位 イタリア
2位 ブラジル
3位 ポーランド
4位 日本