盛岡市玉山地区に整備が進む公民館で測量ミスが判明し、盛岡市は建設中の建物を解体して建て直すことを決めました。

 建て直しが決まったのは盛岡市好摩に建設中の好摩地区公民館・巻堀出張所です。完成は11月30日の予定でしたが、9か月遅れの8月31日にずれ込みます。
 市によりますと9月に施工業者から市に対し「建物の基礎の高さを低く施工していた」と連絡がありました。建設計画では地盤から床までの高さが60センチの設計でしたが、実際には27センチ低い33センチで建設が進められていたということです。
 盛岡市は、測量の際に施工業者が建物の高さの基準となる印を誤って付けたのが原因と説明しました。工事の進捗率は52%でしたが9月14日に中断され、今後は建設中の建物を解体して基礎部分から工事をやり直すということです。工事費用は業者が負担します。
 盛岡市の渡邊猛教育部長は「地域住民の期待に添えずお詫び申し上げる。今後は業者と誠意を尽くして説明していきたい」としました。市は18日午後6時半から住民説明会を開く予定です。