富山県の北アルプス・有峰で登山をしていたフランス人の男性が、崩れてきた岩に下半身が下敷きとなり右脚を骨折する重傷です。

25日午後1時半ごろ、北アルプス・有峰の標高2060メートル付近にある登山道で、東京都に住むフランス人の36歳の男性会社員が、手掛かりにした縦50センチ、横1メートルの岩が崩れ、下半身が下敷きとなりました。

男性は動けなくなったため、一緒に登山をしていた日本人男性が山小屋を通じて救助要請し、県警ヘリに救急搬送されましたが、右脚のひざ下を骨折する重傷です。

男性らは25日薬師岳に入山し、雲の平キャンプ場で1泊、その後岐阜県側に移動し、27日新穂高に下山する予定でした。

近年、外国人観光客による軽装での無謀な登山が問題となっていますが、警察によりますと、2人は登山用の装備を身に着けていたということです。