一方、今回のメガソーラー工事を行っている大阪に本社を置く日本エコロジーの責任者に話を聞くと…。

・日本エコロジー 大井明雄営業部長
「私たちは、釧路湿原とは距離を置いたところを場所として選定している」
工事現場は、国立公園外の民有地であり、自然公園法の規制はかかりません。
また、建築物でもないため、ソーラーパネルの設置が可能なのです。
日本エコロジー 大井明雄営業部長
「私たちは調査して、第一次調査の結果は博物館にメールしている。釧路市環境保全課にも届け出をして受理印をもらった」
2023年、釧路市は「太陽光発電施設の設置に関するガイドライン」を施行しました。
事業者は、工事60日前までに市長宛に届出書を提出し、工事前には、生物調査の結果を釧路市立博物館に提出する必要があるといいます。
しかし、ガイドラインのため、法的な拘束力はありません。
日本エコロジーは、専門業者に希少生物の事前調査を依頼。
オジロワシやタンチョウなどの営巣地はないと結論づけたものの、工事現場の近くには、タンチョウの親子の姿がありました。