「築年数不明で、100年くらい経ってるのかなと思います。この家です。こんにちは…」

空き家を購入したこちらの女性。
桜茶などに使う桜の塩漬けを作るための作業スペースを探していたところ、空き家バンクを通じて、ガレージや広い居間があるこの物件を見つけました。

空き家を購入した女性
「桜を一輪一輪形をととのえてザルの上に並べて桜花火なんて言われるようにきれいに並べて、小さいけれどもちょうどいい所が見つかってラッキーだったなって思います」

雲南市役所 地域おこし協力隊 濱田里実さん
「こんな感じでしっかり活かして空き家を使って頂ける方につながったのはすごく素敵なことだなと。家にとっても、地域全体にとっても、すごく活性化にもなりますし、いいと思います」

空き家になったときの家の扱いを事前に決めておけば、地域で活用する手段はあります。
そうならない理由は何か。
濱田さんが住民の声を聞く中で気づいたのが空き家問題における共通の課題でした。

雲南市役所 地域おこし協力隊 濱田里実さん
「空き家の相談を受けていたり、いろんな方に話を聞いていると、ご家族と話をできていなくて、空き家をどうするのか決断できていない方がすごく多いと思っていて、気軽に話し合えるようなツールとして使えるものができたらいいなと思ってすごろくを作りました」

の話と思わずに、「いつか」のために家族で話し合う。お盆で家族が集まるときに、空き家問題を話し合うきっかけに。

雲南市のリアルを盛り込んだ「うんなん空き家すごろく」は、8月の市報に同封され、全家庭に配布されます。