愛媛県西条市の男性が、SNSを通じて知り合った相手から暗号資産の投資話を持ち掛けられるなどして、およそ1860万円をだまし取られました。警察は、SNS型投資詐欺事件とみて捜査しています。
警察によりますと、被害に遭ったのは西条市内に住む50代の無職の男性で、今年6月中ごろ、SNSを閲覧中に見かけた投稿に対して評価を付けたところ、投稿した人物からダイレクトメッセージが届き、別のSNSに誘導されました。
連絡を取り合う中で、投稿した人物は「金融機関で働いていて暗号資産のアナリストをしている」とかたり、男性に投資を勧めるようになり、さらに「8~10倍以上の投資回収率が期待できる」などとうその話を持ち掛けました。
これを信じた男性は、指定された銘柄の暗号資産を購入し、およそ1510万円相当を、相手の指定したアドレスに送信したということです。
その後、相手の示した「取引サイト」上で、男性の送信した暗号資産の価値が1億円を超えるまで上昇しましたが、今度は「取引サイト」から「総資産の5%を払わなければ出金権がロックされる」とメールが届きました。
そこで男性は指示に従い、今度は350万円相当の暗号資産を、指定されたアドレスに送信。合わせて1860万円相当をだまし取られたということです。
7月16日に金融機関から警察に「投資詐欺の疑いがある」と情報提供があり発覚、25日に男性から被害届が提出されたということです。
警察はSNS型投資詐欺とみて捜査を進めています。
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