今後の雨の降り方について、気象予報士の解説です。
十島村に大雨警報が出されています。その十島村の悪石島の現在の様子ですが、レンズに雨粒がついています。
台風7号は熱帯低気圧に変わりましたが、湿った空気の流れ込みは続いていて、鹿児島県本土、種子・屋久では線状降水帯の発生に警戒が必要です。
雲の様子と気圧配置図は、台風7号から変わった熱帯低気圧は台湾付近にあります。
そして、東の方に発達した雲の塊があります。今回の注意点は、台風や熱帯低気圧の中心から離れたところで大雨が降っていることで、気象台は線状降水帯の発生するおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
雨雲レーダーでは、熱帯低気圧の中心から離れた十島村に発達した雨雲がかかっています。これは東の方にある、太平洋高気圧が強すぎて、そこから流れ込む湿った空気と熱帯低気圧の湿った気流が相まって、雨雲の発達を強めているからです。
そして、台風8号も27日、日曜日には奄美地方へと接近しそうです。ただ、こちらも台風から離れたところで大雨になりそうで、種子・屋久では26日、27日にかけて、1時間雨量50ミリ、24時間雨量300ミリが予想されています。
この300ミリというのは、種子・屋久の1カ月分の雨量が1日で降るおそれがあるということです。
26日、27日は雨に厳重に警戒してください。