(済生会鹿児島病院 久保園高明院長)「通常の外来でも3か月前まではコロナの患者はいなかったが、このところずいぶん増えてきた」
日本感染症学会認定の専門医で、済生会・鹿児島病院の久保園高明院長です。今の新型コロナは感染しても、ほとんどが風邪に近い軽い症状だといいます。なぜここにきて、感染者が増えているのでしょうか?

(済生会鹿児島病院 久保園高明院長)
「過去のコロナの患者数の増減をみると冬と夏に繰り返し波がある、ウイルス自体の性質によるものか、人間の免疫をなどの原因か、社会生活なのか分からないが、今回もそのひとつの波だと思う」
「まだ増えると思う。8月にピークが来る、今までの例からいくと」
夏休みやお盆に入れば、人の移動が多くなります。
「特に行動を制限する必要はない」とした上で、「重症化のリスクが高い高齢者と接する時は、ポイントを絞った感染対策が有効」と話します。
(済生会鹿児島病院 久保園高明院長)
「一律に行動制限する必要はないが、高齢者に感染させないというのは、頭に入れたほうがいい」
「手洗い・換気・マスク。対策ポイントを決めて高齢者と接する可能性があるときはきちんと、そうでなければふだん並みの対策を」