全国高校野球選手権石川大会の準決勝が25日、石川県立野球場で行われました。
金沢と星稜の伝統校同士の一戦となった第2試合。緊迫した投手戦の試合は5回裏、金沢の5番・能美が一振りで球場の空気を変えます。
ソロホームランで星稜のエース・道本から1点を先制します。
1点を追う星稜は8回、2番手の能美を攻めたてツーアウトながら1、3塁。2番・都築がレフト前のタイムリーを放ち、1対1の同点に追いつきます。
金沢は9回ウラ、ツーアウトながらランナー2塁のサヨナラのチャンスを迎えます。
マウンドを託された星稜の2番手・戸田と金沢の9番・大関との勝負。
大関の快心の当たりはセンター前ヒットになり、金沢のサヨナラ勝ちかと思われましたが、星稜のセンター濱田から好返球が返り、アウトになります。
試合は延長タイブレークに突入。
10回表、星稜は戸田がタイムリーを放ち、2対1とし1点を勝ち越します。
しかし10回ウラ、金沢は1番・堀のタイムリーで2対2の同点に追いつきます。
その後、満塁とした金沢。カウントはスリーボール、ワンストライク。
最後は押し出しのフォアボールで激闘は決着しました。3対2で金沢がサヨナラ勝ちをおさめ、14年ぶりの甲子園をかけた決勝に挑みます。
もうひと試合の準決勝、北陸学院と小松大谷の一戦は、8対1で小松大谷が勝ち決勝進出を決めました。