多くの学校で夏休みがスタートし、海や川でのレジャーが増える時期となりました。
一方、全国各地で水の事故が発生していて、溺れた人を助けに行った人が命を落としてしまうケースも毎年相次ぎます。
専門家は、溺れている人を見つけた際、「助ける」という考えを捨て、「一緒に浮いて救助を待つ」ことが重要だと指摘します。
2024年8月、島根県吉賀町の高津川に家族で泳ぎに来ていた家族のうち、小学生の娘がおぼれ、父親と母親が救助して娘は無事でしたが、直後に母親の姿が見えなくなり、川底に沈んでいるのが発見され死亡が確認されました。
2023年7月には、島根県出雲市の「稲佐の浜」で、子どもたちと海水浴に来ていた父親がおぼれて死亡しました。
はじめに小学生の娘と息子が沖合に流され、父親が救助に向かいましたが3人の姿が見えなくなり、海岸から35メートルほど沖合で発見・救助されました。