何を買うにも「船」

浅羽雄一さん
「何をするにしても船で渡らなければいけない。醤油1本買うのに船に乗ってバスに乗って買いに行くことが不便」

能古島には以前、店が1軒だけありましたが、8年ほど前に店主が亡くなったことから閉店。
島に商店は無くなり、日用品を買うためには、船で市街地へ渡るか、島の観光スポット「アイランドパーク」などが週に一度実施している移動販売を利用するしかありません。
さらに、島民601人のうち65歳以上の高齢者が282人と高齢化率は46%。生活必需品の購入に困っている「買い物弱者」の支援が課題となっています。

こうした現状を受け浅羽さんは、島に商店を復活させようと準備を進めてきたのです。
浅羽雄一さん
「何年も前からどこかがやらないかなっていう話しは皆さんから出ていた。誰かやってくれれば一番よかったが、その気配もないので、じゃあやるかと」