アメリカのヘグセス国防長官が、イエメンの親イラン武装組織・フーシ派の攻撃計画を民間の通信アプリで家族らと共有していたことをめぐり、「機密」扱いのメールが転載されていたと報じられました。

ヘグセス国防長官が今年3月、フーシ派に対する攻撃計画を妻や弟らに、民間の通信アプリ「シグナル」で事前に共有していたことをめぐり、ワシントン・ポストは23日、「機密」扱いのメールから転載されていたことが国防総省の調査で確認されたと報じました。

転載されたメッセージは、アメリカ中央軍司令官が機密扱いのメールで国防当局者に送ったもので、▼攻撃計画の概要や、▼空爆の開始予定時間、▼使用される軍用機や兵器の種類などの情報が含まれていたとしています。

ヘグセス氏はこれまで、「共有したものは機密ではない内容だ」と説明し、情報管理に問題はなかったとの認識を示しています。

ワシントン・ポストは、調査結果は数か月以内に公表される見通しだとしています。