「完成されてたものが売っているのに、なぜ?」濃縮飲料の開発秘話

ただ、開発のハードルは高かったようです。

サントリー食品インターナショナルブランドマーケティング本部・宮内優洋さんによりますと、商品化のアイディアを出したところ、上司から「完成された炭酸飲料が売られているのに、自分でひと手間かけて作る必要がある。“濃縮”炭酸飲料のウリは?」と詰められたそうです。

そこで出したキーワードが“タコパ”(たこ焼きパーティー)です。

タコパのように「お店の商品を買うほうが手軽で味がいいのだけど、家族や友人とワイワイ“自分好み”で楽しめる。非合理的だけど『情緒的な価値』がある」と説得したということです。

「The HEADLINE」編集長 石田 健さん:
わかります。ニュースも「AIが読めばいいじゃないか」と思う人もいますが、温度感があって、我々が情緒的に話してるからいいんだというところがありますもんね。