楽しい夏休みに入った子どもたちを水難事故から守ろうと、愛知県岡崎市のスイミングスクールで着衣泳訓練が行われました。

参加したのは小学生と、その家族約100人。訓練は服を着たまま泳ぐことの難しさを安全な状況で体験してもらい、もしもの時にも慌てずに対応できるようになることが目的です。

このスイミングクラブでは、おととしから「水難訓練の日」として、スクール生以外の一般の参加者にも呼びかけて水の危険性を学んでもらっています。

(参加した子ども)
「(服が)重かったので、バタ足が上手にできなかった」
「難しい。アゴを上げても上げても浮かない」

この訓練では、川で危険な状況に陥った際には「浮いて助けを待つ」ことが特に大事だと伝えています。

(水難学会 木村隆彦 会長)
「一番大切なのは呼吸の確保。あおむけになって浮くということが大切。あおむけになって浮けば、あとは救助してもらう」

待つ際には体の力を抜いてアゴを上げ、あおむけで手足を広げるのがポイントです。