与党が歴史的大敗を喫した『参議院選挙2025』

新潟選挙区では立憲民主党の現職が議席を守ったものの、その差はわずか1万票。
負けた自由民主党はもちろん、勝った立憲も手放しで喜ぶことはできない結果となったようです。

再選を決めた立憲民主党の現職・打越さく良さん(57歳)は、知名度不足や活動不足が指摘されたなかで自民党の新人・中村真衣さん(46歳)を退けましたが、その勝因の一つに挙げられているのが新潟県選出の立憲民主党・衆議院議員5人による強力なバックアップです。県内の各区で自らの選挙のように地域を回り、打越さんの支持を訴えました。

また、公示後の投稿数が全候補の中で最多の450回以上という“SNS投稿”も功を奏したという見方が…。

【立憲民主党新潟県連 米山隆一 幹事長】
「組織力はこちら劣ってますから、劣ってる組織力をカバーするのはSNS」
「そこは注力しましたし、奏功した」

さらには、党代表の野田佳彦氏が3回も新潟入りするなど、党本部からの応援も熱が入りました。

【新潟2区選出 菊田真紀子 衆院議員】
「党本部としても、執行部としても、新潟の1議席は絶対に落とせないという意識。3年前に落としてますから、大変強い期待を寄せていただいた」

一方で今回の選挙戦に際し、打越さんには“懸念材料”がありました。