宮城県富谷市が公募していた、総合病院の誘致について、市は応募があった2つの病院のうち1つから辞退の届け出があったと明らかにしました。
関係者によりますと、東北医科薬科大学若林病院のみが候補に残っていて、今後、審議が行われます。

若生裕俊 富谷市長:
「最終的には、2事業者のうち1事業者から正式な応募申請書が提出されました。なお、もう1事業者については、残念ながら辞退届が提出された」

富谷市は、仙台医療圏の病院再編構想を巡り、東北労災病院が富谷市への移転を断念したことを受け、別の総合病院の誘致を目指し公募しました。

公募には、東北医科薬科大学若林病院など2つの病院が応募していて、22日午後5時が施設の整備計画や収支計画などが書かれた応募書類の提出の締め切りとなっていました。

辞退の理由については「総合的な経営判断の結果」と申し出があったということです。

市は辞退した病院については明らかにしていませんが、関係者によりますと、東北医科薬科大学若林病院は、応募書類を提出したということです。

市は今後、審査を経て8月20日に誘致するか決定する予定です。