コメの販売価格はどうなる?

今回の参院選では三重選挙区をはじめ定員が1人だけの選挙区、いわゆる1人区で自民党は議席を半減させました。
(武田一顕さん)
「(1人区は)決して農村ばかりとは言えないですけれども、基本的に人口が少ない所が振り分けられているわけで。(1人区で)負けたということは、お米の値段をただ下げればいいという方向にも、自民党はかじを切れなくなってくる」
武田さんによると、小泉大臣が行った備蓄米放出による米価格の下落が自民党にとって不利に働いた側面もあるのではないかと指摘します。

(武田一顕さん)
「コメ農家にしてみれば高く売れた方がいいわけですから、無理やり強制的に(コメの値段を)下げるということに対する反発もある。そうなると自民党としても、あんまり下げる方向にも行けない」
(若狭アナウンサー)
「消費者も農家も納得する価格に落ち着く可能性は出てきた?」
(武田一顕さん)
「それはあるんじゃないですか。市場に任せれば、ある程度なりますけども、コメの収穫が豊作であれば、ある程度値段は落ち着きますけども。あんまり取れなかったりすれば、またコメが投機の対象になって値上がりするという可能性もあるので、そこのところも全く読めない」