夏の日差しの中、福島県須賀川市長沼地区の山あいにある藤沼湖自然公園では、アジサイが見頃を迎えています。

藤沼湖は東日本大震災で決壊、7人が犠牲になり、今も1人の行方がわかっていません。当時、水がなくなったダム湖の湖底でアジサイの群生が確認され、いつしか「奇跡のアジサイ」と呼ばれ、震災を語り継ごうと全国に株分けされました。その後、復興を応援する象徴としてここに戻って来ました。8年前、ダム湖の復旧は終わり周辺を青や紫などの花が彩り、夏の日差しを受け訪れる人を癒してくれます。

訪れた女性「保冷剤を巻いている、年寄りなので。首に巻いて1時間ぐらいは冷え冷えですよ」

また、周辺では1万本のヤマユリの群生も可憐な花を咲かせています。藤沼湖のヤマユリとアジサイは、7月いっぱい楽しめるということです。