実弾の発射機能がある中国製のおもちゃの拳銃が県内でも回収されずに90丁ほど流通していることが分かりました。警察が、回収への協力を呼びかけています。

中村洋輝記者:
「問題になっている拳銃のおもちゃ、近づいて見てもプラスチック製のただのおもちゃにしか見えません」

警察が公開したカラフルな拳銃のおもちゃ。中国製で、実弾をこめると発射できる機能を持っているのです。

国内で約1万6000丁が流通しているとみられ、警察庁が回収を呼びかけています。

警察によりますと、県内では、商業施設のクレーンゲームの景品として2024年12月から2025年6月まで店頭に並んでいました。

店に納品されていたのは約130丁。警察がそのうち約40丁を回収しましたが、残りの90丁ほどが、依然として出回っているとみられています。

県警本部組織犯罪対策第二課 荒井誠組織犯罪捜査指導官:
「警察は引き続き広報と回収に努めますので、同じ拳銃をお持ちの方見かけたという方は、最寄りの警察署に連絡するようお願いします」

県警によりますと、先週までに数件の届け出があったということです。

警察は残りも2025年中に回収することにしています。