実は危険!?家の「明るさ」

Q.犯罪者に「狙われやすい照明」はどっち?
A:玄関や勝手口が一晩中明るい家
B:夜、部屋に明かりが点いている家

正解は・・・
A:玄関や勝手口が一晩中明るい家

実は犯罪者は明るさを好みます。夜間の明るさは時間を昼間に戻し、犯罪者の行動制限をなくしてしまうのです。
一方「部屋の明かり」は人の気配を感じさせるので、犯罪者は嫌います。
玄関の明かりはずっと点けるのではなく、人感センサーなどを使って明・暗の切り替えをする方が防犯には効果的です。

立正大学 小宮信夫教授:
明るい方が歩きやすくないですか?つまり「入りやすい」ってことなんですね。
暗いとつまずいたりするので「入りにくい」ということになります。
センサーライトはパッと点くと周りの人が「なんだろう?」と感じ違和感を生むんですね。違和感が生まれると、周りの人の目を引き付けるので、こちらの方が有効なんです。

「在宅中も安心とは限らない」

≪住宅で発生した侵入窃盗の手口別割合(2023年)≫
空き巣・・・64.1%
忍込み(寝ているすきに侵入)・・・24.8%
居空き(家人が在宅中に侵入)・・・5.4%

その他・・・5.7%

住宅に侵入する犯罪ののうち、約3割が住民の在宅中に行われています。
暑い日は窓を開けっ放しで寝てしまう人も多く、侵入される危険性があります。在宅中でも安心とは限りません。

コメンテーター 杉浦太陽:
空き巣だけじゃないんですね。鉢合わせたときに身の危険を感じる方が怖いです。

恵俊彰:
在宅中に万が一鉢合わせた場合はどうすればいいんですか?

小宮教授:
知らんぷりというか、スルーするのが一番いいですね。
「金返せ」とか「何やってんだ」とか捕まえようとするのは避けた方がいいですね。
空き巣や泥棒もビクビクしていますから、鉢合わせするとパニック状態になるんです。
危害を加えるつもりはなくても、最終的には傷害や場合によっては殺人まで犯してしまうことになるので、「財産がとられるぐらいだったら良しとしよう」と切り替えて、「どうぞ持っていってください」というスタンスをとるしかないですね。