Q.より犯罪に巻き込まれやすい公衆トイレは?

A:女性用トイレが手前にある公衆トイレ
B:女性用トイレが奥にある公衆トイレ

弁護士 八代英輝:
Bの方が奥にあるから死角が多いかなと・・・

正解は・・・
A:女性用トイレが手前にある公衆トイレ

小宮教授:
一番多いケースは、男の犯罪者が女の子を襲う場合です。
男の犯罪者が女の子の後ろからついていったとして、男なので男性用トイレを通り過ぎることはできないんです。
もし通り過ぎて尾行を続けていると「何この人」ということになるので、そういう場所は犯罪者は選ばないということです。

熊崎風斗アナウンサー:
必ずしも性別などはこのパターンではないので、場所をきちんとチェックすることが必要となります。

“草食動物になれ” 犯罪を防ぐために

防犯に大切なのは「1人1人の防犯レベルを引き上げる」ことです。
まずは不安を持つこと、そして数分に1回周囲に注意を払うこと。
“草食動物”のように、異変の早期発見・早期対応を心掛けましょう。

小宮教授:
一番大事なのは「悲観的に準備して、楽観的に行動すること」です。
草食動物は草を食べるときもいつもキョロキョロしながら警戒しています。
子どもも大人も周りを警戒して、自分の周りだけは犯罪者が入りにくい場所を作りましょう。

コメンテーター 杉浦太陽:
外出したらもうサバンナと思わなきゃいけないということですね。

(ひるおび 2025年7月16日放送より)
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<プロフィール>
小宮信夫氏
立正大学教授 犯罪の専門家
英・ケンブリッジ大学大学院 犯罪学研究科修了
著書に『犯罪者が目をつける「家」』