インドネシアのスラウェシ島沖を航行中のフェリーから火が出て、これまでに妊婦を含む3人の死亡が確認されました。

船から激しく噴き出す黒煙。周りには、救助活動をしようと地元の漁師らが集まっています。

AP通信によりますと、インドネシアのスラウェシ島沖合を航行していたフェリーで20日、火災が発生し、妊婦を含む3人が死亡しました。

地元当局は当初、この火災で少なくとも5人が死亡したと発表していましたが、そのうち2人の生存が病院で確認され、死者数を修正しました。また、この火災でこれまでに575人が救助されたということです。

火災の原因については当局が調べを進めています。

1万数千の島々からなるインドネシアはフェリーでの移動が一般的ですが、今月初めにもバリ島の沖合で19人が死亡する沈没事故が起きるなど、安全面が課題となっています。