米津龍一気象予報士:

あす7月22日は二十四節気の一つ「大暑」です。

夏の暑さが本格化する頃と言われていまして、いよいよ夏本番が暦の上ではやってくることになりそうです。

ではあす暦通りになるのかお天気ポイントはこちらです。

猛暑と天気の急変に注意が必要です。毎日猛暑ですけど。

あすの天気図を見ていきます。高気圧に覆われますから、あすも午前中を中心によく晴れそうです。

ただきょうと同じように上空に冷たい空気=寒気が入り込んできている状況です。

あすの日中の予想最高気温は甲府で36℃を予想していまして、上空の冷たい空気=寒気がー6℃。

足して40℃以上の差があると天気急変のおそれがあると言われていますが、42℃ですからあすはまた天気急変のおそれがありまして、しかも広範囲で天気急変のおそれがあります。

具体的にどこで注意が必要か見ていきます。
正午から午後3時ごろにかけて雷が鳴りやすい確率を表しています。濃い赤色は雷が鳴りやすい確率が75%以上で、南部周辺を除いて、ほぼほぼ県内どこで雷雨が起こってもおかしくないレベルです。

夕方になると、その範囲はやや狭くはなりますが、それでもこの甲府周辺の盆地では夕方ごろ、どこでまた雷雨が起こってもおかしくないような状況となります。

今週の天気トピックスを見ていくと、あすだけでなくあさって、さらに木曜日にかけても同じような傾向が続くことになります。これは日中気温が上がって上空に冷たい空気=寒気が残っているからなんです。
25日金曜日から週末27日の日曜日にかけては、天気急変の範囲は狭くなります。山沿いを中心に天気の急変のおそれで甲府の最高気温を見ていても、35℃前後の日が続きますので、猛暑が続くということになります。

<詳しくは動画をご覧ください>