水遊びの水深は「膝より下」で

RKB 武田伊央 アナウンサー
「身近にある川、どういった所で事故に巻き込まれてしまう?」


水難学会 木村隆彦 会長
「自然が豊かにある地域は、川の底がでこぼこです。一歩先の深さはまるっきり深さが違うことがある」


こちらは、水難学会が製作した講習動画です。

水の透明度が高く、深さはそれほど感じませんが…

講習動画
「この辺でだいたい腰ぐらい、腰よりも下です。見た目はそんなに深く見えません。(一歩前へ進む)潜った!」


光の屈折によって、実際の深さよりも浅く見えることがあるのだそうです。

予期せずに深みにはまってしまうと、流れが速い川の場合は、あっという間に流されてしまいます。

水難学会 木村隆彦 会長
「遊ぶときは水深が膝よりも下、そこは徹底した方がいい。深いところにはまったとしても(水位が)腰の位置ぐらいなので余裕が出てくる。胸を超える水深になれば帰ってくることができない。だから安全な場所を頭に置いて、遊んだ方がいい」

コンクリートブロックにも注意

都市部にある川やため池は、コンクリートブロックなどが整備されている場所も多いですが、実は、このコンクリートにも注意が必要だということです。

水難学会 木村隆彦 会長
「コンクリートになった場合、藻とか苔とかがつくことがある。足を一歩そこに乗せただけで滑り落ちます」

川やため池にあるコンクリートの上を移動し、水辺に近づくと…。

突然、滑り落ちてしまいます。

コンクリートに付着した藻や苔などが原因です。

また、陸に上がろうとしても手や足が滑ってしまい、なかなか戻ることができません。

水難学会 木村隆彦 会長
「無理に上がろうとせずに浮くことを考える、仰向けになってリラックスすれば、大きく息を吸っておけば、浮きやすくなる。その状態で救助を待つのが一番いい方法」