晴れていても増水の危険が

水辺の事故でいま、特に注意が必要なのが突然の局地的な大雨です。

水難学会 木村隆彦 会長
「(自分がいる)その地域では雨が降っていなくても、上流域で雨が降っていたとすれば、水が流れてきて増水していきます」

こちらは2023年8月、神奈川県で撮影された二級河川の映像です。

撮影場所は晴れていて、川の流れもほとんどありません。

しかし、いきなり大量の水が押し寄せてきます。

川の上流で局地的な大雨が降ったことが、急激な増水の理由。

下流が晴れていても、上流の山間部で雨が降った場合、突如、水が激流となって押し寄せることがあるのです。

水難学会 木村隆彦 会長
「空をたまには見ていただきたい、遠くの方が黒い雲になってきたとか雷が聞こえるとか。やはり水遊びを始めると熱中して集中してしまい、周りのことを見ることがなくなってきます。そこは要注意」