気象庁は、霧島連山の新燃岳で、21日午前9時現在「連続噴火が継続しているもよう」と発表しました。天候不良のため噴煙の高さや向きなど状況は不明としています。新燃岳では、21日午前3時20分に発生した噴火が続いているとみられ、この連続噴火で、最高で火口から1400m以上の噴煙が観測されています。

噴火警戒レベルは３の入山規制が継続中で、気象庁は火口から約２キロの範囲で火砕流に、約３キロの範囲で大きな噴石に警戒を呼びかけています。

新燃岳の降灰予報（定時）


新燃岳で噴火が発生した場合、２１日午前９時から正午までは火口から北西方向、２１日午後9時から２２日午前０時も、火口から北西方向に降灰が予想されます。

２１日午前９時から２２日午前３時までに噴火が発生した場合には、以下の方向・距離に降灰と小さな噴石の落下が予想されます。

　（時刻）（火口からの方向）（降灰の距離）（小さな噴石の距離）

▼２１日０９時から１２時まで　北西　　　　　　８０ｋｍ　　４ｋｍ　　　　　▼２１日１２時から１５時まで　北西　　　　　　６０ｋｍ　　４ｋｍ　　　　　▼２１日１５時から１８時まで　北西　　　　　　６０ｋｍ　　３ｋｍ　　　　　▼２１日１８時から２１時まで　北西　　　　　　７０ｋｍ　　３ｋｍ　　　　
▼２１日２１時から２４時まで　北西　　　　　　７０ｋｍ　　３ｋｍ　　　　　
▼２２日００時から０３時まで　北西　　　　　　７０ｋｍ　　４ｋｍ　　　　　

　期間中に噴火が発生した場合には、以下の市町村に降灰が予想されます。

▼宮崎県　：小林市、えびの市

▼鹿児島県：霧島市、湧水町、伊佐市、出水市、長島町、さつま町、阿久根市

▼熊本県　：人吉市、水俣市、上天草市、天草市、芦北町、津奈木町、球磨村