
今後は「合区解消」や「減税」へ重点的に取り組む
広田一さん
「『1票の格差を是正すること』は大事なことであります。だからといって、『たまたま人口の少ない県同士が隣だった』というだけで無理やり合区にすることは、非常に乱暴なことです。それによってどのような弊害が出てきているのか。今回は高知・徳島とも投票率が上がりましたけれども、本当に『選挙に参加する』という『民主主義にとって一番大事な価値』が阻害されていると思います」
広田一さん
「合区は解消しなければなりません。これはもう、党派を超えて。今、参議院の様々な選挙制度を議論する委員会でも『合区は解消しよう』と与野党が合意していますので、あとは覚悟を持って、それぞれの党派が責任を持ってやれば、必ず合区は解消することはできると考えますし、万が一それができなければ、『政治家として責任を取る』、そういった覚悟でこの問題は取り組んでいきたいと思います」
そして、広田さんは今回の参議院選挙、「物価高騰対策」を「最大の争点」と位置づけて訴えてきました。私たちの暮らしに関わる「物価高対策」については、今後、どのように取り組むのでしょうか。
広田一さん
「まずは『ガソリン税の減税』です。高知県・徳島県は“車社会”ですので、今、『ガソリン高』が重くのしかかっています。具体的には『暫定税率を廃止』して、レギュラーガソリンは25.1円、軽油だったら17.1円、この恒久減税をすることによって、少しでも暮らしを楽にしていく。これが一番、まずは大事だと思います」
広田一さん
「その後、野党各党が主張している『消費税の減税』。さらには今、高知・徳島を歩いてみても思うんですけど、1人暮らしの高齢者の不安は特に『年金不安』だと思いますので、この『年金の底上げ』といったところについて、積極的に取り組んでいきたいと考えます」