参議院選挙、徳島・高知選挙区では、無所属の現職・広田一さんが当選しました。20日、テレビ高知の開票速報番組に出演した広田さんは、厳しかった選挙戦を振り返りながら、今後の政治活動への決意を語りました。
◆広田一さん(ひろた・はじめ)無所属・現職
1968年10月10日生まれ、高知県土佐清水市出身。56歳。土佐清水中学校→高知高校→早稲田大学を卒業。民間企業に勤務後、高知県議会議員を2期、衆議院議員を1期、参議院議員を3期務める。前議員の辞職に伴って行われた2023年参議院補欠選挙で当選し、現職で改選を迎えた今回の参院選は無所属で立候補。選挙戦では徳島・高知選挙区の合区解消や、ガソリン・消費税の減税などを訴え、4回目の当選を果たす。
56歳、暑さで体も厳しかった選挙戦…与党への“逆風”が“追い風”に
広田一さん
「毎回なんですけれども、私の選挙は本当に、いつもいつも厳しい・苦しい選挙でしたが、党派を超えて、そして幅広い皆さんのご支援のおかげで当選することができました。本当に、心から感謝を申し上げたいと思います」
広田一さん
「高知・徳島という広い選挙区、そしてまた今年は特に暑い夏でしたので…自分は暑さに強いつもりではあったんですが、齢50を超え、体の面でも厳しい戦いでありました。ただ、本当に多くの有権者の皆さん・両県民の皆さんが熱心に話を聞いてくれたのが励みになって、17日間を戦い抜くことができました」
本来、参議院選挙は「政権の中間評価となる選挙」と位置づけられますが、衆議院で与党(自民党・公明党)が「過半数割れ」となっている中での今回の参議院選挙は、与党が過半数割れすれば自公政権を維持できなくなるため「事実上の政権選択選挙」とされていました。
そうした中、20日午後8時に投票が締め切られた直後から、JNNの議席予測をはじめ各メディアで「野党が優勢」と報道されたことについては、「与党の物価高対策不足が原因だ」と捉えています。
広田一さん
「石破政権、そしてまた与党の皆さんに“逆風”が吹いた結果だと思います。それはいろんな要因があるんですけども、やっぱり1番の理由は、『国民の皆さんが望んでいる物価高対策に対して、あまりにも無策だ』という批判が強かった結果だと考えます。今後はこの結果を受けて、まずは最初に『ガソリン税の減税』を実現をしていく。このことは必要だと考えます」