モンゴルが初の“おもてなし”で両陛下を歓迎

7月6日~7月13日までの8日間、天皇皇后両陛下が国賓としてモンゴルを訪問された。

首都・ウランバートル市の広場で行われた歓迎式典では、モンゴルの大統領夫妻が両陛下を出迎えた。日本の「君が代」が演奏された際、広場に「ドーン」と大きな音が鳴り響いた。外国からの招待客を迎えた式典で敬意を表すために発射する空砲=いわゆる「礼砲」だ。発射されたのは全部で21発。この数は最高の敬意の表れで、モンゴルが21発の礼砲を発射したのは今回が初めて。歴代の天皇皇后で、初めてモンゴルを訪問した両陛下は、最高の敬意を持って迎え入れられた。

滞在中、陛下はウランバートル市内の学校へ。そこは、日本に留学経験のあるモンゴル人によって創立された、日本式教育制度を取り入れた学校。日本に関心の高い生徒たちと交流された陛下は驚きの声をあげられた。

歓迎式典でモンゴル大統領に導かれ、儀仗隊の栄誉礼を受けられる陛下。広場では礼砲の轟音が鳴り響いた。