福島県教育委員会は、18日、教職員2人を懲戒処分としたと発表しました。

体罰により、戒告処分を受けたのは、いわき地区の県立高校に勤務する60代の男性教諭です。

県によりますと、男性教諭は今年4月下旬から6月上旬にかけて、担任を務めるクラスの男子生徒1人に対して、提出物の遅れを指導する際に、頭を平手でたたき、精神的な苦痛を与えたということです。

男性教諭は、県教育委員会の調べに対して、「責任を感じている」と話しているということです。

また、不適正な公金処理により、県北地方の公立中学校に勤務する50代男性教諭も、戒告処分となりました。

男性教諭が顧問を務める部活動が全国大会に出場することになった際、出場選手に対する市町村からの激励金を、2023年度と24年度の2回、交付されたにもかかわらず、校内で適正に処理せず、今年2月まで保護者に渡すことを忘れていたということです。

男性教諭は「信用を失墜してしまう重大な問題で、深く反省している」と話しているということです。今年度、県内の教職員の懲戒処分は、これで3人となりました。