十島村で17日行われた参院選の繰り上げ投票で、有権者に選挙区の投票用紙を2枚交付するミスがありました。

十島村選挙管理委員会によりますと、村では17日、7つの有人島でそれぞれ参院選の繰り上げ投票が行われました。そのうちの1か所で、「選挙区」の投票を終えた有権者に対し本来「比例代表」の投票用紙を渡すべきところを、再び「選挙区」の投票用紙を渡しました。

残りの投票用紙の枚数があわなかったため発覚したということで、どの有権者かはわかっていません。原因は職員の確認不足だということです。

有権者が受け取った2枚目の「選挙区」の投票用紙に候補者の名前を書いていた場合、有効票となります。十島村では船の欠航で投票箱を運ぶのが困難な場合に備えて、きのう17日に繰り上げ投票が行われました。

十島村選挙管理委員会は「再発防止を図り、今後、間違いのない確実な選挙ができるよう徹底する」とコメントしています。