心臓の新たな投薬治療のため東大病院に入院していた上皇さまが、先ほど退院されました。

上皇さまは、きょう(18日)午前11時半ごろ、上皇后さまに付き添われて東大病院を出発し、お住まいの仙洞御所へ向かわれました。

上皇さまは今月14日から入院されていて、御所に戻られるのは4日ぶりとなります。

現在91歳の上皇さまは、2022年に「右心不全」と診断されたことに加え、今年5月には、自覚症状はないものの運動の負荷が一定以上かかると心臓の筋肉に血液が十分に送られない状態になる「無症候性心筋虚血」の診断を受けられました。

その後、薬の服用や運動量の調節を続けられてきましたが、症状が改善されなかったため、医師が心臓の負荷をやわらげる新しい薬を追加するのが適切だと判断。

ただ、新しい薬の服用により脈が遅くなる徐脈や不整脈になる場合があるため、事前に入院したうえで、心電図などを確認しながら慎重に薬の量を調節するなど経過観察が行われていました。