中国の税関当局はマグロやホタテなど449種類の日本産水産物の輸入を許可しました。

中国の税関総署が公表したリストによると、輸入が許可された日本の水産物は、マグロやホタテ、タコ、カニなど449種類です。

中国政府は2023年、福島第一原発の処理水放出を受け、日本産水産物の輸入を停止していましたが、先月、およそ2年ぶりに再開すると発表。今月11日には日本企業3社に対し、水産物を中国に出荷する際に必要な登録を承認していました。

今回、輸入を許可する水産物のリストを公表したことで、輸入再開に向け、手続きを前進させた形です。

ただし、処理水の放出前から輸入を停止していた福島県や東京都など10都県産の水産物については、現在も引き続き輸入の対象から除かれていて、日本政府は中国側に規制の撤廃を求めています。