17日は東海地方を中心に激しい雨が降り、災害の危険度が高まっています。四国では17日の夜遅くにかけて線状降水帯が発生する可能性もあり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

17日正午すぎ、岐阜市内では1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降り、道路が冠水しました。

愛知県で車が水没してしまったドライバーは…

車が水没した男性
「早く家に帰りたくて車走らせたけど、縁石があるのがわからなくてはまっちゃった」

さらに、別の場所でも車が水に浸かり、地域の住民が助け合って車を移動させる姿も。

車が水没した男性
「近所の人が押してあげるよと、水の中から出られた。近所の方のおかげです。ありがたいです」

17日は日本の東から太平洋高気圧が張り出すのに伴い、東海から西日本にかけて湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になりました。

マンホールから噴き出す水。午前6時ごろの愛知県安城市の様子です。午後1時ごろ、津島市では道路が冠水し、足首の上の高さまでに。1階にある会社の事務所の中に水が入り込みました。わずか2時間足らずの出来事だったそうです。

気象庁は17日午前、徳島県と高知県で17日夜遅くにかけて線状降水帯が発生する可能性があると発表しました。

朝から雨が降り続いている徳島市内で18日夕方までに予想される雨の量は、いずれも多いところで南部で150ミリ、北部で100ミリですが、線状降水帯が発生した場合、さらに雨量が増えるおそれがあります。